新型コロナ第三波の東京の感染者数

緊急事態宣言が出て新型コロナウィルス第三波の東京の感染者数もようやく少し減ってきました。前回計算した式を使って今後の陽性者数を予測してみたいと思います。
計算するためには最初にパラメータを決める必要があります。第三波は12月末に感染者数が急激に増え、それと同時に感染経路不明者の割合も上昇しました。その後1月に緊急事態宣言が出た後、陽性者数が徐々に減少するとともに、感染経路不明者の割合も現在は50%程度に下がっています。
一説では12月末は帰省する人等がPCR検査を受信したことにより陽性者数が一気に増えたと言われています。この状態は前回のf(t)に含まれる人が検査により陽性が判明しg(t)に移ったと考えることができます。この段階ではf(t)の人の感染経路は不明なため、感染経路不明者の割合は上昇します。しかしその後はf(t)が減りg(t)が増えることで感染経路不明者の割合は低い状態が続きます。
パラメータは現在の状態を参考に、陽性者が6日間で75%程度に減少するとして、1月29日の陽性者数868人、感染経路不明者の割合50%をもとに、前回のx, y, a, b, c等を求めて計算します。
結果のグラフは以下のようになりました。陽性者数が徐々に減少するのと合わせて、感染経路不明者の割合は少しずつ上昇する結果となっています。

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新型コロナ第三波の東京の陽性者数予測