予測結果の振り返り

前回の予測結果について振り返ってみたいと思います。

まずは以下のグラフは実績値と突き合わせたグラフになります。

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予測値と実績値の確認

感染経路不明者の割合は予測のように上がらず50%からほぼ変化していません。また陽性者数は予測値に比べやや低くなってます。予測で使用した式は第二波の時の推定値 p=0.42 と感染経路不明者の初期値50%、6日間で75%程度に減少するという仮定で、以下のパラメータを用いました。
p=0.42, C=0.191124, x=-0.02709, y=-0.23806, a=11280.77, b=27141.74, c=456.7896
感染経路不明者の割合の収束値 u(∞) に効くのは p の値になりますが、この値が実際より大きかったためずれた可能性があります。
第二波と比較すると現在の状況には以下の特徴があると思います。
・30代以下の比率が低い(高齢者の比率が高い)ため無症状者の割合が低い可能性がある。
・会食による感染者の数が少なく、家庭内感染や施設内感染による感染者おn数が多いため、感染経路が追いやすい。逆に第二波の時は感染経路不明の割合が高めにずれている可能性がある。
6日間で75%程度に減少し、感染経路不明者の割合が50%に収束するように値を選ぶと、以下のパラメータとなります。
p=0.33, C=0.204526, x=-0.04795, y=-0.22144, a=4348.831, b=17509.07, c=32.43973
これをグラフにすると以下の結果となります。週末の検査数が少ない影響により日、月、火の値はずれてますが、前回よりは実測値に近い計算結果が得られるようです。

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無症状者の割合を0.32で計算した結果